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※正しい知識で暑さを乗り切ろう※

体温調節と熱中症

私たちは、体温が42℃以上になると生命を維持できません。体温を下げる主 力は汗です。汗が皮膚表面で気化すると、1ccにつき約0.58kcalの熱を奪い、 体重70kgの人なら100ccで体温は約1℃下がります。ところで、汗で水分や 塩分が過度に失われると熱中症が発生します。熱中症はおおよそ次の3つに 分けることができます。

 

①熱虚脱・熱疲はい(熱疲労) 〔脳血流不足〕:脳の血流が不足して起こる、 めまい・頭痛・吐き気など。熱疲はいでは脱水状態が続く。

 

②熱けいれん [塩分不足]:発汗により血液中の塩分が失われた時に水だけを 補給して起こる筋肉のけいれん。

 

③熱射病[脳障害]:高体温で脳の体温中枢が麻痺し、発汗停止や意識障害を 起こす重い病態。

 

※なお日射病とは直射日光下で起きた熱中症のことです。

現場では

路面や屋根に散水したり飲み物を入れたクーラーボックスや冷水入りの ポットを作業場に用意しておくなどの対応も必要です。